子育てお役立ち情報
子育て 年齢別特徴 <〜6ヶ月頃>
どうして教えてくれなかったの?発達過程<~6ヶ月頃>
「発達過程」という言葉をご存知ですか?
子供の身体と心が、どのように育っていくかを大まかに示したものです。
保育士などの資格取得の際には必ず勉強する科目です。
もちろん子供にはそれぞれ、個人差があります。実際の子供の発達は、行きつ戻りつ、時に停滞しているように見えたり、急速に伸びたりしながら進んでいきます。
それでも、子育てをする上で、この「発達過程」を知っていると知らないとでは、子供に対する理解度が大きく変わってきます。
母親学級では教えてもらえない「発達過程」。これから少しの間、子育て中の皆様にも知っていただければと思います。
今日は6ヶ月未満のお子様の、体の発達と、情緒の発達についてお伝えします。
子どもはこの時期、身長や体重が増加し、著しい発育・発達が見られます。運動面に目を向けると、生後4か月までに首がすわり、5か月ぐらいからは、目の前の物をつかもうとし、手を口に持っていったりするなど、手足の動きが活発になります。
その後、寝返りが出来るようになり、腹ばいが出来るようになります。そうすると、胸を反らして顔や肩を上げ、上半身の自由を利かせて遊ぶ、などの行動をとるようになります。全身の動きが活発になり、自分の意思で体を動かせるようになります。
この時期の視覚や聴覚の感覚の発達はめざましく、これにより、自分を取り巻く世界を認知し始めます。
例えば、生後3か月頃には、周囲の人や物をじっと見つめたり、見まわしたりするようになります。周りで物音がする時や、大人の話し声があると、その音や声がする方を見るようになります。そして次第に、このような認知が、運動面や対人面の発達を促していく のです。
特定の大人との、情緒的な絆が生まれる時期でもあります。
例えば、生理的な微笑みからあやすと笑うなどの社会的な微笑みへ、単調な泣き方から抑揚のある感情を訴える泣き方へ、様々な発声は大人と視線を交わしながらの喃語へと、生まれながらに備わっていた能力が、次第に、社会的・心理的な意味を持つものへと変わっていきます。
この時大人は、子どもが示す様々な行動や欲求に、適切に応えることが大切です。 これにより、子どもの中に、人に対する基本的信頼感が芽生えていきます。
特に、身近にいる特定の大人が、応答的、かつ積極的に働きかける(あやしたり、笑いかける、話しかけるなど)ことで、その大人との間に情緒的な絆が形成され、愛着関係へと発展していきます。
このように生後6ヶ月までには、体の発達はもちろん、自分以外の人間との関わり方の土台を作る時期でもあります。子供に積極的に話しかることや、笑いかけること、抱っこをすること、その全てが子供の成長の糧になる時期です。
なんとなくは分かっていたけど、はっきりとこう伝えられると、イメージがしやすく安心する。
そんな感覚を持った人は多いのではないでしょうか?
次回は6ヶ月から1歳3ヶ月頃までの子供の特徴をお伝えします。
「専門知識」である「発達過程」を学び、子育てを安全に健やかに、そして心に余裕を持って楽しみましょう。
子育てと発達過程
「発達過程」という言葉をご存知ですか?
子供の身体と心が、どのように育っていくかを大まかに示したものです。
保育士などの資格取得の際には必ず勉強する科目です。
もちろん子供にはそれぞれ、個人差があります。実際の子供の発達は、行きつ戻りつ、時に停滞しているように見えたり、急速に伸びたりしながら進んでいきます。
それでも、子育てをする上で、この「発達過程」を知っていると知らないとでは、子供に対する理解度が大きく変わってきます。
母親学級では教えてもらえない「発達過程」。これから少しの間、子育て中の皆様にも知っていただければと思います。
今日は6ヶ月未満のお子様の、体の発達と、情緒の発達についてお伝えします。
<おおむね6ヶ月未満>
子どもはこの時期、身長や体重が増加し、著しい発育・発達が見られます。運動面に目を向けると、生後4か月までに首がすわり、5か月ぐらいからは、目の前の物をつかもうとし、手を口に持っていったりするなど、手足の動きが活発になります。
その後、寝返りが出来るようになり、腹ばいが出来るようになります。そうすると、胸を反らして顔や肩を上げ、上半身の自由を利かせて遊ぶ、などの行動をとるようになります。全身の動きが活発になり、自分の意思で体を動かせるようになります。
この時期の視覚や聴覚の感覚の発達はめざましく、これにより、自分を取り巻く世界を認知し始めます。
例えば、生後3か月頃には、周囲の人や物をじっと見つめたり、見まわしたりするようになります。周りで物音がする時や、大人の話し声があると、その音や声がする方を見るようになります。そして次第に、このような認知が、運動面や対人面の発達を促していく のです。
特定の大人との、情緒的な絆が生まれる時期でもあります。
例えば、生理的な微笑みからあやすと笑うなどの社会的な微笑みへ、単調な泣き方から抑揚のある感情を訴える泣き方へ、様々な発声は大人と視線を交わしながらの喃語へと、生まれながらに備わっていた能力が、次第に、社会的・心理的な意味を持つものへと変わっていきます。
この時大人は、子どもが示す様々な行動や欲求に、適切に応えることが大切です。 これにより、子どもの中に、人に対する基本的信頼感が芽生えていきます。
特に、身近にいる特定の大人が、応答的、かつ積極的に働きかける(あやしたり、笑いかける、話しかけるなど)ことで、その大人との間に情緒的な絆が形成され、愛着関係へと発展していきます。
このように生後6ヶ月までには、体の発達はもちろん、自分以外の人間との関わり方の土台を作る時期でもあります。子供に積極的に話しかることや、笑いかけること、抱っこをすること、その全てが子供の成長の糧になる時期です。
なんとなくは分かっていたけど、はっきりとこう伝えられると、イメージがしやすく安心する。
そんな感覚を持った人は多いのではないでしょうか?
次回は6ヶ月から1歳3ヶ月頃までの子供の特徴をお伝えします。
「専門知識」である「発達過程」を学び、子育てを安全に健やかに、そして心に余裕を持って楽しみましょう。