子育てお役立ち情報
人気ベビーシッターさんに密着インタビュー
人気ベビーシッターさんに密着インタビュー
ベビーシッターさん利用してみたいけど、どんなベビーシッターさんがいるんだろう?どんな雰囲気で遊んでくれるんだろう?そんな疑問にお答えして、人気なベビーシッターさんに密着インタビューをしてきました。
子育ては1人ではできません。側に頼れるベビーシッターさんを見つけてみてください。グッと子育ては楽しい時間になります。
<目次>
ベビーシッターの仕事をしようと思ったきっかけは?
ベビーシッターの前のお仕事は?
初めてのご家庭に伺うときに工夫していること
初めてのご家庭に伺うとき不安はありますか?
ベビーシッターとして気をつけていること、保育方針
ベビーシッター中の困ったことと理由
ベビーシッター中に工夫していること
ご家族の方とのコミュニケーションで気をつけていること
ベビーシッターをしていて良かったと思うとき
ベビーシッターをしていて印象的だった出来事
これからベビーシッターとして働かれるへ一言
ベビーシッターサービスを利用されている方、これからされる方へ一言。
ベビーシッターの仕事をしようと思ったきっかけを教えてください。
ずっと子どもが好きで子どもに携わる仕事がしたいなと思っていました。
以前働いていた託児所で、私なりに色々考えて子ども達と接していたのですが、○○(11ヶ月の赤ちゃんの名前)ちゃんの事を抱っこしすぎと注意されて、ストレスが原因で突発性難聴になりました。集団保育は自分には合っていない、1人の子どもに愛情をたっぷり注ぎたいと思ったのが、ベビーシッターの仕事をしようと思ったきっかけです。
ベビーシッターのお仕事の前はどのようなお仕事をしていましたか?差し支えのない範囲で教えてください。
大学卒業後、広告代理店に就職してから、9年間外資系の航空会社で客室乗務員として働いていました。客室乗務員は天職だと思っていましたが、コロナ禍でフライトが減り、契約満了になりました。今ではベビーシッターも天職だと思えるぐらい、やりがいがある仕事に出会えて、本当にスポッターには感謝の気持ちでいっぱいです。
初めてのご家庭に伺う時(初めてのお子さまと遊ぶ時)気をつけていること、工夫していることなど教えてください。
お子さまがどんなキャラクターが好きか、どんなおもちゃ、お遊びが好きか分からないので、お子さまの興味を引く様な遊びを持参する様に工夫しています。例えば、メジャーなキャラクターものをプリントアウトしてフラッシュカードにして持っていったり、色々な色や形をしたスパンコールやビーズやボンボンを小分けのケースに入れて持っていくと今までお会いしたお子さまみんなが目を輝かせて夢中になって触り始めます。初めてでお子さまも緊張しているので、始めに緊張をほぐせて興味が湧く遊びを用意したら打ち解けるのが早いかなと思います。
初めてのご家庭に伺う時、不安はありますか?あれば、どんなことに不安を感じますか?
もちろんあります!
お子さまと仲良くなれるかなとか、お子様が楽しく遊べるかなと不安に思いますが、私が不安な気持ちだとお子さまにも通じてしまいます。私がありのままでいて心を開いて、お子さまを受け入れたら、いつのまにか無我夢中になって遊んでくれたり、ぴょんぴょん跳ねたり、けらけら笑ったりして打ち解けてくれます。本当に心と心って通じ合うんだなといつも思います。
継続的にお伺いしているお子さまのとの時間に気をつけていること、保育方針などがあれば教えてください。
安全第一はもちろんですが、自己肯定感が育まれるようなそれぞれのお子さまの発達過程にあった保育を心掛けています。お子さまが自分でしようとする気持ちを尊重して、お子さまが自由にどんな遊びをしたいか、自ら選んで、続けられて、やめれるよう、自主性が育つ様に見守って寄り添っています。自由に表現できる環境を作って、お子さまにリーダーシップを取ってもらうと、本当にどんどん遊びが広がっていくので、私も見ていてとても楽しいし毎回驚かされます。楽しいな!学びっていいな!もっと出来る様になりたい!もっと知りたい!という気持ちの芽を育てていけるような環境作って一緒に遊ぶ事でお子さまの心を少しでも動かせたら良いなと思いながらシッティングしています。
大変だなぁ。困ったなぁ。ということはありますか?あれば、出来事と理由を簡単に教えてください。
どのご家庭でも一度は経験すると思うのですが、食事があまりすすまない時です。一度15分程、拒否されて泣きそうな顔をされ、お子さまのテンションが低くなったのですが、○○ちゃんの好きな果物は?お魚は好き?お肉好き?野菜は何が好き?と聞いたら、「○○ね、トマト好き」というので、「じゃあトマト食べよっか!」と言ったら、ぺろりと食べてくれました!でもカレーはなかなか食べてくれなかったので、「カレーさん食べてくれないから悲しんでるよー、食べて、食べてってゆってるよー」と言ったらニコーっとして食べてくれました!またある時は、かわいいおばけの絵を描いて、「おばけちゃんがトマトちゃん欲しいって言ってるよ!あーん!」と言ったり、あだ名をつけて、「トマトはとんちゃん、ブロッコリーはりんりんね!みんな○○ちゃんがたくさん食べてくれて嬉しい!!って言ってるよー!」と言ったら大きなお腹を自慢げに見せてくれていつのまにか、完食してました!ぜひご家庭で試してみて下さい!
保育報告書から、お子さまと楽しい時間を過ごされていることがわかりますが、工夫していることを教えてください。
お子さまが飽きないように毎回、目標を決めています。例えば英語を教えているお子様だったら、今日はこの単語を覚えよう!とか、製作が好きなお子さまだったら、季節の製作を用意したり、公園遊びでダンゴムシやてんとう虫を発見、観察したら、次のシッティングでダンゴムシ、てんとう虫の制作を持って行ったりします。手の神経はたくさん脳に繋がっているので、自作のキャップ入れや積み木とヘアゴムを使った手先をたくさん使う遊びも用意しています。色々なカルタやクレヨン、絵本、シール、手作りの製作物、塗り絵、紐通しなど、いっぱいカバンにいれておくと、このお姉さんは何か色々な物を持っている!面白そう!楽しそう!と安心してくれるので、おうちにあるいつも遊んでいるおもちゃ以外で楽しめる物を持っていく様に工夫しています。
お母様(ご家族)とのコミュニケーションで大切にしていることはありますか?
ご家族の依頼に柔軟に対応するようにしています。お子さまの体調が優れなくて前日にキャンセルになったり時間変更があったりもしますがご要望に応えれるよう心掛けています。また、報告書には保護者が安心出来る内容、ポジティブな内容、自分だったら知りたいなと思うお子さまがふと見せる言動も書くようにしています。例えばお母様とお父様と離れた後どうやって立ち直ったかなど成長の証となるような事、前は出来なかったけど出来るようになったことなどを記入します。なので報告書はいつも長文になってしまいます。
ベビーシッターをしていて良かったと思うときはどんな時ですか?
毎回シッティングが無事に終わった時です。帰り道、保護者の方の笑顔や、お子さま達がけらけら笑っていたり、楽しく遊んでいた様子を思い出して、毎回ベビーシッターをしていて良かった!と実感します。
ベビーシッターをしていて、印象的だった出来事があれば、教えてください。
たくさんあるのですが笑 箇条書きで書きます!
○シール遊びをして、ママパパにお手紙を書く!と言っていた時、「これはお姉さんに!お姉さんいつもだいすきだよ」と言ってくれた時。
○初めて行ったシッティングでしかも英語でシッティングでお子様の情報も何も分からない状態だったので、すごく不安でした。始めはずっと「ママと」と言って遊んでくれなかったのですが、お子さまは誰もが楽しむスノードームを一緒に作ったら楽しかったのか、「あそぼ」と言ってそこから一緒に遊ぶのに夢中になってくれた時。
○お買い物ごっこの概念がまだ理解できなかった時は私が一人芝居をしていたのですが、2ヶ月後、「いちごです!10円になります!」と言われてびっくりした時。
○公園遊びをしていた時に「お姉さんみてー」と言ってバッタを見せてくれたのですが、オンブバッタと種類を教えてくれたり、ぬいぐるみでごっこ遊びをしていた時に、ここにカマイルカって書いてとイルカの種類を教えてくれたり、七夕の短冊にネプチューンカブトムシを飼えますようにと書いたりとにかく色々な事に興味があって物知りで、いつも刺激をもらってます。
○2ヶ月振りに会ったお子さまの保育園にお迎えに行った時、私の事は忘れちゃったかなと不安だったのですが、私の顔を見て喜んでテクテク歩いてきてハグしてくれた事、保育園から自宅までの道中、何度も私の顔を見上げて、にこー!っとしてくれた事。
○毎回1つ何か英語で教えようと決めていたお子さまと2ヶ月振りに会った時、今まで教えた10個の単語を復習したら全て覚えていた時。
初めてベビーシッターをされる方に先輩からの一言をメッセージをお願いします。
とても責任のある仕事ですが、その分とてもやりがいがあります。お子さまの成長を一緒に身近で見れて毎回驚きと笑いと感動を与えてくれます。お子さまから学ぶ事もたくさんあります!初めは慣れなかったり不安も多いかもしれませんが、まずは挑戦して欲しいです。
シッターサービスを利用されている方、まだ利用されていない方、それぞれに、一言メッセージをお願いします。
シッターサービスを利用されている方には訪問保育と言っても病児保育、送迎・同行保育、産後ケアなど様々なサービスがあるので色々な場面でご自身に合ったベビーシッターをたくさん利用して欲しいです!
まだ利用されていない方には、ぜひ一度利用して欲しいと伝えたいです!ご自分で全てかかえこまないで、シッターに頼って下さい!
また、お子さまにとって自宅と言う慣れた環境で保育を受けれることができますし、1対1なので集団保育とは違ってより個別的な個性的な保育を経験することができて親だけではなく色々な人と関わる事によって社会性の幅を広げることに役立ちます。