コラム

みんなどうしてる?

ベビーシッターを利用して気になる子供の気持ちとその後

男の子の子供がスーツをきている写真
ベビーシッターを利用するお母さんの気持ちも大切。
だけど、子供の気持ちはどうなんだろう?
大人になった時どう思うんだろう?

そんな素朴な疑問に、ベビーシッターに育ててもらった方にインタビューをしてみました。
もちろん、ご家庭によって意見は様々だと思いますが一つの事例だと思って読んでいただければ幸いです。



プロフィール
42歳男性会社経営 東京都在住
13歳と12歳の2児の父




スポッタースタッフ
「Kさんは物心ついた時からシッターさんがいたと聞きましたが、詳しく教えていただけますか?」


「両親、それぞれ会社を経営していて忙しかったんだろうね。生まれた時からずっとベビーシッターさんがいたよ。起きてから寝るまでベビーシッターさんに面倒を見てもらったよ。」

「ベビーシッターさんは何時から何時までいましたか?覚えていますか?」

「住み込みでした。24時間ずっといました。」

「シッターさんはおいくつぐらいの方でしたか?」

「当時50歳ぐらいかな?」

「周りには同じ環境のような方がいましたか?」

「いなかったね。」

「寂しい、や周りと違う環境に戸惑うことはありましたか?」

「寂しいと思ったことは一回も無い。だって生まれた時から居たから、家族と一緒。それにずっとそばにいてくれたから、家族とずっと一緒にいて寂しいって思うことはないでしょ?あと、1つ下に弟がいるからいつも3人一緒だった。寂しいとは全く思わなかったよ。母より優しかったしね。」

「両親のことはどう思っていましたか?」

「どうも思わないよ、そのまま。帰ってきたら「おかえりー」って思うし、食事の時間は小さい時は違うかったけど、食べている間に今日した事とかなんでも話す。もちろんベビーシッターさんも一緒にね。で、先に寝かし付けてもらって、また次の日って感じだね。」

「お母さんともっと一緒の時間を過ごしたいとかなかったですか?」

「逆に失礼かもしれないけど、私の場合はなかったよ。学校行事?とかイベントは両親ともに全部参加してくれていたと思う。それに、旅行は一番下が中学を卒業するまで家族全員でするみたいなルールがあって、6歳下の妹が中学を卒業するまで、みんなで家族旅行したよ。そんなこともあってか、親との距離を感じたこともないね。親に感謝だよ。」

「お子様がいらっしゃるとのことですが、シッターさんは利用しましたか?」

「利用したよ。妻が自分で子育てしたい!っというタイプだけど2人目から利用したよ。妻も、どうして今まで利用しなかったのだろう?と言っていたよ。私は最初から利用したら?と言っていましたけど。」

「今、ご両親の育て方について思うことはありますか?」

「今父親が75、母が65だけど、その時代の人にしたら先進的だったなぁ。子供の側にいることが大切?みたいな考え方、間違ってはいないと思う。だけど、それだけが親の努めではないしね。両親はしっかり働いてくれたおかげで私は学生時代、本当に不自由なく生活させてもらえたし、兄弟全員、大学卒業後に海外留学もさせてもらえた。今の自分の仕事が、そんな親の先行投資の賜物だと思うし、親になった今、改めて両親を尊敬するし感謝するよ。」

「ベビーシッターさんに関して思うことはありますか?」

「私が15歳ぐらいまで、働いてくれていたのかな??もう私たちからしたら家族だから、長期休みにスケジュールが合えば会いに行った、亡くなってしまった時も、全員でお葬式に行ったよ。悲しかったね。子供を見せた時は、本当に、母親と同じように喜んでくれたよ。とても優しくて温かい人だったね。マナーに関しては厳しい人で、そのお陰か小さい時からどこに行っても褒めてもらえたよ。特にテーブルマナーはしっかり教わっていたみたい。感謝しているよ。」

「シッターさんを利用しているワーママ達に一言お願いします。」

「今の時代にベビーシッターって必須だと思う。女性が男性と同じぐらい働く時代だし、そこに家事・育児って厳しすぎるでしょ。もちろん夫婦で家事・育児を分担するのは賛成だけど人には向き不向きがあるから。正直、仕事の才能がすごくある女性が出産で退職するのをたくさん見てきた。ご主人を見ると、あぁ奥さんの方が仕事できるのになぁと思ったこともある。それは素直にもったいないね。才能のある女性が仕事を続けられたら経営者も役員も政治家ももっと女性は増えるよ。お話した通り私の母はバリバリのキャリアウーマン。その事を誇らしく思っているよ。授業参観でもパリッと決めてきている母は自慢だったし、この年になって仕事の話を母と出来るのは凄い事だと思う。そして適切なアドバイスや経験談を話してくれる。社会人として、しっかりと母を尊敬しているよ。父はもちろんだけど、母とこういう話を出来る人は多くないと思っているから。妻も仕事をしているし、我が家では食卓で当たり前に仕事の話をするよ。やっぱり仕事は生活の土台だからね。妻の事も尊敬しているし、将来子供たちからも尊敬されるだろうなと思っています。人によって幸せはそれぞれだけど、少なくともベビーシッターを使うことは間違っていないし、後ろめたい?気持ちになる必要もないと思う。まだまだ、文化的に受け入れられにくいみたいだけど間違ってないよ。これからは必須になるに違いないから、自身を持って欲しいです。」

「余談ですが…とてもお金持ちなご家庭だったんですね。」

「そんなことはないけど、両親とも会社を経営していたから…まぁという感じだね…。」

「読んでいるみなさんがびっくりするんじゃないかと思って。」

「昔はベビーシッターと言ったら、高価だったと思う。でも、今はいろいろなサービスが出てきて、それに何より働く女性が増えたのだから、時間を買う自己投資は必要だと思います。私の会社でも能力の高い女性はたくさんいます。それに社会も女性に働いて欲しいと期待している。期待している分、しっかりと体制を整えなければいけないとも思っています。今は社会全体がその転換期かな?もう、ベビーシッターは一部の家庭が使うだけのものじゃないと思います。」


「なるほど…。」




 


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